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感情論だけでは

2007年12月20日

バレンシア監督クーマンがチームの柱であり顔であるアルベルダ、カニサレスを今後起用しないことが周知の事実となった。バレンシアファンにとっては寝耳に水の出来事であり、信じられないことであることは間違いない。ただ、今回の決断が良い悪いの評価を下すのは今後のバレンシアがどのようなサッカーをするかによるもので決まるものであることも忘れてはいけないものだ。

ラファ・ベニテス指揮のバレンシアを最期にナランハ・メカニカ(オレンジマシーン)はレアル・マドリー、バルセロナのスペイン2強から置いていかれている現状は否定できない。90年代後半からバレンシア同様にリーガのCL常連であったデポルティーボ・ラ・コルーニャは世代交代に失敗したうえ、CLに参戦できないことから高額の選手をキープすることができずに売却と今ではUEFA杯を狙うことも困難な状態となっており、何らかの策を打たない限りには選手補強や経費などのニュースを聞く限り、決して金満クラブではないバレンシアが同じ道を転がり落ちる可能性は高いものだ。

もちろん、チームキャプテンアルベルダ、ここまで守護神としてゴールを守ってきた2人をシーズン途中で放出することは一つのサプライズである。だが、逆に移籍市場が開かれている今だからこそ、試合に出場せず飼い殺しにするより、選手のサッカー人生を考え、他チームでプレーするオプションを与えたのはクーマン監督の彼ら2人に対しての考慮と考えられるだろう。

とはいえ、クーマン監督の手腕に疑問が残っているのも確かだ。就任後8戦で勝利はわずか1勝で残り7戦無得点という状態ではなんのためにキケ・サンチェスを解任したのか分からないものだ。いや、だからこそオランダ人監督はチームのこの末期的症状を解決するために、大鉈を振りチーム改革を進めたのだろう。クーマンだってアルベルダ、カニサレスを切ればどれだけの反響が起きるかは分かっての上での決断であるはず。自分に従うイエスマンだけを起用するといったことが一部で言われているみたいだが、この話が現実ではない事を祈るだけだ。

ともかく、すでにクーマンを船長とするバレンシア船は大きく港を離れており、引き返すことの出来ない大海原へと出航してしまった。船の航路を決めるのは船長(監督)であり、乗組員(選手)でも乗客(サポーター)でもない。もちろん目指す目的地は同じだ。だからこそ今回の航路が間違ったものにならないように、足並みを乱さずに一つにまとまり前進していくことが今のバレンシアにとって一番重要なことだろう。

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